音楽活動をしたい!個人で実践できる6つのやり方・始め方

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こんにちは。物語音楽ユニット・Eternal Operettaの桜音ふうです。

twitter→@fu_3726

 

個人で音楽活動したいけど、何からどのように始めたらいいのか分からない。

どんな活動方法があるのかを知りたい、という人は多いと思います。

音楽活動を始める上で、意識するべき6つのポイントがあります。

これらの思考や行動を知っておくと、音楽活動への一歩が踏み出せて、未来のファンに出会うきっかけにも繋がります。

そこでこの記事では、個人で音楽活動を始めるための2つの思考と4つの行動を紹介します。

もくじ

音楽活動における大切な2つの思考

音楽活動は、自分以外の誰かに発信することがポイントです。

つまり、歌や作曲、演奏を自己完結させないことです。

音楽活動と聞くと、「技術を磨いて、学業や仕事を犠牲にして、大変なことをしなければならない」という考えの人が多いのではないでしょうか。

例えば、オーディションを受けて事務所に所属しなければできない、メジャーデビューしなければならない、たくさんライブをしなければならない、などです。

しかし、現在は表現の方法が多様化しています。事務所に所属しなくても音楽活動する方法はあります。

実際に私は、音楽技術や知識がほとんどない状態で、個人で音楽活動を始めました。

世の中には、歌が上手くて、楽器も弾けて、曲も作っている人はたくさんいます。

ただ、「自己満足だから」、「そんなに上手くないから」と、発信しない人は多いと感じます。もちろん、発信するしないは個人の自由です。

ただ、少しでも音楽ができるなら、公開しないのは正直もったいないことだと思います。

あなたの歌や演奏で感動する人、元気をもらえる人がいるかもしれないからです。

難しく考えず、「歌や演奏が好きだから」、「自分の作った曲を聴いてもらいたい」、だから発信する、といった考え方が大切です。発信することで、次第にファンが現れます。

そうして、自分の楽しみが広がり、よりファンを楽しませようと切磋琢磨するので、確実に成長します。

人間の趣味思考は様々なので、必ずあなたの音楽を気に入ってくれる人はいます。いないと感じるのは、気に入ってくれるであろう人に、まだ届いていないだけです。

したがって、少しづつ周囲へ発信することで、個人でも十分に音楽活動ができます。

小さく始めてみる

音楽活動は、まずは出来る範囲で小さく始めてみるべきです。

なぜなら、いきなり音楽活動がしたいと思っても、具体的に何から始めていいのか、漠然としてしまい、なかなか行動に移せないからです。

私は小さい頃から音楽を学んでいた訳ではありません。ただ、「歌や創作が好きだからやってみよう」と、単純な理由から音楽活動をしようと思いました。

音楽活動と言っても、最初はSNSに歌をアップするだけでした。

次第に、音楽を始めると、やりたいことが色々浮かんできました。そしてそれを達成するために、やるべきことも明確になっていきました。

例えば、私の場合、以下のようにシンプルな考えでした。

・歌の技術を上げたい→ボイトレ通おう

・オリジナル曲でCDを出したい→でも曲が作れない→なら作曲できる人とユニット組もう

・カバー曲歌いたい、ライブしたい→でも楽器が弾けない→ならバンド組もう

このように、最初は目標がなくても、やりたいと思ったら難しく考えず、行動するハードルを下げて小さく始めてみると良いです。

未完成でも公開する

少しでも歌や楽器ができる、オリジナル曲があるならば、世の中に公開するべきです。

なぜなら、客観的に評価をしてもらうことで、そこから改善していく方が効率的だからです。

「楽器弾けるようになったけど、まだ下手だから人前で演奏しないでおこう…」、「曲を作ったけど、クオリティ低いからまだ公開しないでおこう…」というように、多くの人は主観的に考えがちです。

また、「機材を揃えてから…」、「もっと技術を磨いてから…」という人はなかなか行動できず、いつまで経っても音楽活動を始めることができません。

作品に完成や完璧はないので、自分の今ある武器(スキル)で勝負するべきです。

私も以前は「もっと上手くなってからやろう」という考えでした。

しかし、突然「オリジナルCDを作りたいのでボーカルをやらないか」、と頼まれたことがありました。もちろん、そのときはボーカルなんてやったことがありませんでした。

興味だけはあったので、当時の自分のできる範囲でCD製作に携わりました。

録音機材がなかったため、スマートフォンのボイスレコーダーを使用しました。作詞に関しても初めてで、語彙力に自信がなかったので、使えそうな単語や言い回しをインターネットで拾い集めたりもしました。

当然、市販で売っているような完成度の高いCDではありませんでしたが、なんとか作り上げて、イベントで頒布した経験があります。

小さな挑戦をしていく中で、楽しみを見つけて、少しずつ前進できるのを実感しました。

このように、未完成でも、とりあえず形にして世の中に出してみようとする思考や行動が大切です。

最初は失敗するかと思いますが、行動する過程で圧倒的に成長できます

音楽活動を始めるための4つの行動

個人で音楽活動をするための、具体的な方法を4つ紹介します。

ここで紹介する前者2つの方法は、今すぐ始められる簡単な方法です。

後者2つは、準備期間を要しますが、個人で音楽活動していく中で、最も喜びを実感できる方法です。

素直にやりたいと思ったことは、まずは今の自分にできる範囲で、行動に移しましょう。

身近な人に聴いてもらう

音楽を始めたばかりで自信が持てない時は、身近な人に聴いてもらうと良いです。

友達や知人、家族に歌や演奏を聴いてもらうことで、すぐに感想が聞けたり、他人に公表する自信にも繋がったりするからです。

例えば、私が友達とカラオケに行ったときに、「高音がきれいだね」とか、「癒される歌声だね」などと言ってくれることがありました。

私自身、自分の声があまり好きではなかったのですが、たとえお世辞であったとしてもその言葉で嬉しくなり、少しは前向きになれました。

また、自分の録音した曲を知人に聴かせたら、「ボカロっぽい歌い方だね」と言われました。

そこから「表現力が足りないのかな」と、新たな気付きや、改善点を得ることができました。

このように、身近な人に聴いてもらい、客観的な感想を受け取ることで、自信や成長に繋がります

インターネットで公開する

音楽活動の幅を広げるためには、インターネットを積極的に活用するべきです。

特に今の時代は、スマートフォンが普及したおかげで、インターネットが身近で手軽な存在になってます。

インターネットで発信することで、自宅にいながら、多くの人に曲を聴いてもらうことが可能です。曲を投稿していくうちに、ファンになってくれる人も現れたりします。

また、ライブのように、人前で発表するわけではないので、人見知りの方でも緊張せずに音楽を発表できます。

例えば、動画であればYouTubeニコニコ動画が有名です。少し抵抗がある場合は、Twitterでフォロワーに公開してみるのもいいです。

音源のみであれば、Sound Cloudというサービスが有名です。また、個人的にnanaというアプリがおすすめです。nanaは他人が投稿したカバー楽曲に、自分の歌や演奏を重ねて録音する楽しみ方ができる、音楽系のSNSです。

nanaで投稿できるのは、「最高90秒間の音声」のみです。そのため、「姿を晒す、フル尺で歌い切る力」は必要ありません。他のYouTubeなどのサービスよりは、ハードルが低く、誰でも気軽に投稿できると思います。

このように、インターネットを利用することで、音楽活動の幅を広げることができます。

とはいえ、インターネットは賛否両論の世界です。あなたの音楽を良く思ってくれる人もいれば、当然、批判的な人もいます。

ただ、発信しなければ、あなたの音楽の良さを誰にも知ってもらうことはできません

存在を認知されなければ、気に入ってくれる人はいつまでも現れません。

批判されると萎えますが、自分の音楽を気に入ってくれた人だけに目を向けましょう。

イベントに参加する

自作のオリジナル曲がある場合、同人音楽即売会などのイベントに出展して、CDを頒布してみるのも良いです。

なぜなら、イベントでしか味わえない2つの大きな魅力があるからです。

1つ目は、お客さんと直接交流できることです。2つ目は、自分と同じ属性や志を持った音楽仲間に出会えることです。

同人音楽を簡単に言うと、自主制作・創作音楽のことです。即売会とは、個人単位で作った作品を売り買いする、屋内型のフリーマーケットに近いイベントのことです。

また、音楽活動=イベント主体でCDを頒布する活動、という考えのアーティストも多いです。

私が音楽を始めようと思ったきっかけは、イベントの存在が大きいです。同人音楽が好きで、買い手側としてよく即売会に参加していました。

しかし、何度か足を運んでいるうちに、「売り手側はもっと楽しそう」、「自分もやってみたいな」という好奇心が湧いてきました。

いきなり売り手側として参加しなくても、まずは下見として、一度買い手側として参加するのをおすすめします。

最初は、どのようにCDが頒布されているのか、買い手側の目線からイベントの雰囲気を掴みます。

そして、次回イベントで出展してみると良いでしょう。概要が分かっているので不安も軽減されるはずです。

ライブに出演する

歌が得意、楽器が演奏できるという人は、ライブに出演してみると良いです。

なぜなら、ライブに出演することで、いちばん「音楽活動している!」という実感を得られるからです。お客さんの目の前で演奏して、盛り上がってくれたら嬉しいはずです。

しかし、いきなりライブはハードルが高い…と感じる方がほとんどだと思います。

私も音楽活動を始めた頃は、人前が苦手なのもあったので、いきなりライブに出演するという考えはありませんでした。仲間と一緒に練習していくうちに、音を合わせる楽しさを知ったり、ライブをしたいという目標が芽生えてきました。

皆で同じ目標に向かって頑張ると、練習のモチベーションUPにも繋がり、上達が早くなるのも実感しました。

まずはスタジオでセッションすることから始めたり、学校の文化祭や、会社の余興などで仲間内で披露してみるのがおすすめです。

次第に自信が持てるようになったら、一度ライブに出演してみると良いでしょう。

まとめ

ここまで、音楽活動を始めるための、2つの思考と、4つの行動を紹介しました。

・小さく始めてみる

・未完成でも公開する

・身近な人に聴いてもらう

・インターネットで公開する

・イベントに参加する

・ライブに出演する

これら意識して行動することにより、音楽活動への一歩が踏み出せて、未来のファンに出会うきっかけにも繋がります。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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